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大工の技

大工の手とは

木の家を建てた大工が、誠実な素材でその家に似合う家具をつくり、家と一緒に永く愛着をもって使ってもらう。それを工務店とデザイナーが支援する。木の家具をつくると共に心が繋がる新しい家具のかたち。
そして「手仕事を広める運動」です。
大工は木を使いこなす手技をもっていますが、その手を活かす環境がここ数年で極端に減り、大工のなり手も少ない。
身近な家具をつくることで、その技を活かして誇りを生む仕事にしてほしい。そんな想いも「大工の手」の目的のひとつです。家具の計画は、手仕事集団「わざわ座」に参加する地域のデザイナーが手がけ、生活と環境を心がけた持続可能な家具を目指します。 大工・工務店が工房となる新たな「デザイン×ものづくり」のプラットフォーム。
これも目的のひとつ。

大工の手イメージ

大工の手の素材

住宅のプレカット時や現場工事の材木の余りとして出る端材や、住宅の解体時にばらされる構造材の多くは、これまで廃棄の対象とされてきた。 「大工の手」の家具は、従来は不要なものとしてとらえられていた端材や古材を積極的に活用すると共に、 地域の山で育った地域材や、製造からリサイクルまでを考えられた材料など、「誠実な素材」を用いることを家具づくりの大切なコンセプトとして位置づけている。
大工や職人による誠実な家づくりに用いられる素材を、そのまま無駄なく活かすことで、木の家具はずっとそこに在ったかのように木の家になじみ、住み手にとって身近な存在となっていく。

木製の公式タグ

大工の手の家具は、デザインの専門家であるデザイナーが手がけた設計図をもとに、手仕事の専門家である大工が腕をふるい、 家の専門家である工務店が住まい手にお届けするという、協力体制によって作られます。
そのコンセプトと誠実さの証明として、木製の公式タグを取り付けてお渡しします。