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わざわ座の「キックオフ」
2015.03.27

40の座衆

3月末の東京にて、わざわ座の活動に参加する40社の座衆工務店が全国から集まって決起集会が行われました。

一座の代表理事をつとめる家具デザイナーの小泉誠さんからは活動の理念とともに日本の家具の歴史、産地のものづくりの変遷が語られました。小泉さんと建築家の伊礼智さん、住宅ジャーナリストの三浦祐成さんによる「座談会」では「建築と家具」について熱い議論が交わされ、集まった座衆の皆さんとともに顔を合わせて濃密な時間を共有することができました。

「わざわざ、やろうよ。」の合い言葉のもとに、「わざわ座」というプラットフォームで職人とデザイナー、地域工務店が出会い、それぞれの役割を果たしながら、これまでにどこにもなかった新たなものづくりの形に取り組んでいく――。
活動に携わる全国の座衆の手と想いが集結することで、きっと住宅業界のこれからを大きく変えていけるはず。そんな想いを強くしたキックオフとなりました。

作り手と使い手を結ぶ「わざわ座」「大工の手」から今後たくさんの「価値」が生まれていくことを期待しながら、一座の活動がより大きなうねりとなっていけるように取り組んでいきたいと思います。

■わざわ座 決起集会(終 了)
・日 時:2015年3月26日[木]
・会 場:LIXILショールーム東京

◼︎わざわ座
ーものづくりとデザインのプラットフォームー
www.wazawaza.or.jp

 

 

以下は会場写真から

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決起集会の冒頭、一座の代表理事をつとめる小泉誠さんからは日本の家具やデザインの変遷や、産地と協働してのものづくりについてお話いただきました。

 

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決起集会後半は「大工の手」のデザインを担う伊礼智さんと小泉誠さん、三浦祐成さんによる座談会を。
伊礼さんの住宅設計の近作をご紹介いただきながら、建築と家具への想い、ご自身の仕事をお話いただきました。

 

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会場となったLIXILショールーム東京にて。

 

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伊礼さんや小泉さんのお話をお聴きする中で、「建築家の視点から見る家具」、「家具デザイナーの視点から見る家具」。それぞれの視点の違いからデザインやものづくりの「個性」が生まれ、表現されていることが分かります。そして大切にしている何かが、その仕事や姿勢に現れてくるのだと気づきます。

 

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会場にて。全国の座衆工務店メンバーが集結する中、広報担当スタッフや大工さんにも参加いただきました。

 

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北海道から、九州まで、全国から40の座衆工務店が参加。わざわ座の活動を通して初めて顔を合わせるメンバーも多く、これから全国のメンバー同士で「切瑳琢磨」や、職人とデザイナー、工務店による「協働」がはじまっていくことへの期待感が高まります。

 

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座談会の司会をつとめる三浦祐成さんは様々な切り口から二人に問いかけていきました。

 

08地域工務店の代表者や、設計や営業、現場監督に携わる方、さまざまなメンバーが参加した決起集会。

三人による座談会に引き込まれていく中で、家も家具も「暮らしの道具=家具」であるという考えを会場のみんなで共有していきました。

 

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三浦祐成さん
『住宅業は「価値」を伝える「教育業」でもありメディアでもある。』

 

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大切なキーワードや示唆に満ちた座談会でした。

三浦さん、伊礼さん、小泉さん、ありがとうございました。