コアハウス 千葉大輔さん(広島県) デザインコンテスト「卓球ラケット|小泉誠賞」受賞!
2021.03.22
コアハウス 千葉大輔さん(広島県) デザインコンテスト
「卓球ラケット|小泉誠賞」受賞!
広島県福山市の名産をデザインに落とし込んだ「下駄ラケット」
地元になまったラケットになると楽しい……と、スリッパ卓球に着想を得て、全国シェア60%を誇る地元福山市の名産品の下駄と卓球ラケットの融合を企画しました。製作を担った松本大工は二級建築士の資格を有するベテラン大工です。
卓球ラケットの素材として実際に使用されている素材「ヒノキ」から下駄の形に切り出しています。柄の傾きは下駄として履いた時にきちんと踵がのるようにデザインをしており、それが結果としてペンホルダーラケットとしての持ちやすさにつながりました。
東京オリンピックにちなみ、日本らしい、履いてよし、握ってよし、鼻緒で手にはめてよしの3WAYのラケットとなりました。鼻緒も生産地の「松永」(福山市の西端、尾道市と隣接するまち)の下駄屋さんから分けてもらっています。映画「鬼滅の刃」が流行っているので大正柄を選びました(笑)
松永のまちでは、昔は年間5,600万足もの下駄を作っていたのだそう。福山市では毎年秋に「ゲタリンピック」というイベントも開催されていて、産地の名物をみんなで楽しみ、盛り上げています。コロナ禍で2020年はゲタリンピックも開催中止となったのですが、コロナが終息してお祭りが開催されたらぜひ皆さんにもお出かけいただき、福山市にも訪れていただきたいと思います!
今回、下駄ラケットが小泉誠賞を受賞したことはとても嬉しかったです。ありがとうございました!
●下駄ラケット
・企画:コアハウス 代表取締役 千葉大輔
・製作:コアハウス 社員大工 松本信明
・素材:ヒノキ、鼻緒(松永の下駄屋さん、職人の手仕事)