曳家改修、思い出を宿す家づくり
「大工の手」
・製 品:KM.1/hashira-table A、KM.12/mabashira-bench A、KM.54/k-kitchen A、
IS.2/i-sofa、IS.9/i-low table、他
・デザイン:小泉誠+Koizumi Studio、伊礼智設計室
・製 作:ほしかわ工務店+大工+EkreaParts
群馬の座衆「ほしかわ工務店」が手がけた曳家改修。
長年暮らしていた土地が区画整理されることになり、
相談を受けた同社は、ご家族の思い出がつもった住まいを壊すのではなく、
曳家によって家を残しながら改修を行うことに。
母と娘の二人暮らしということもあり
「明るく安心できる家にしたい」と考え、提案を検討していったそう。
周囲の区画や風景も大きく変わる中で、
近所に建つ家の玄関や窓の位置を考慮して、
プランや開口位置が丁寧に決められていきました。
お母さまは対面キッチンへのこだわりが強く、
リビングの限られた間口を活かすために、同社では初めて、
L字型のわざわ座キッチンを採用。
住んでからの使い勝手も良く、
『キッチンに立ちながら家族と顔を合わせることができ、
外の景色も楽しめるんですよ』
と、満足していただいたそうです。
昔の家の面影を残すことで家族の思い出を宿しながら、
素材を活かし調和のとれた改修が実現。新たな命を吹き込まれた住まいは、
住み手とともにこれからも生き続けていくはずです。
■detail
「大工の手」・製 品:KM.1/hashira-table A、KM.12/mabashira-bench A、KM.54/k-kitchen A、
IS.2/i-sofa、IS.9/i-low table、他
・デザイン:小泉誠+Koizumi Studio、伊礼智設計室
・製 作:ほしかわ工務店+大工+EkreaParts