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徳島らしい「大工の手」

「大工の手」
・製  品:KM.48 / taruki-cushion stool
・デザイン:Koizumi studio 小泉誠
・製  作:山田工務店+大工

2016年の新作として発表された「クッションスツール」。
家づくりに用いられる「誠実な素材」とともに、地域の手仕事による布を座面に用いることで地域性が現れるとともに暮らしを楽しく彩ってくれる愛らしい家具です。

 

徳島の座衆「山田工務店」さんが製作したスツールに用いられたのは「阿波しじら織」。
木綿織物で外見の美に様々な工夫をこらした「阿波しじら織」は明治維新当時、阿波阿宅村の織女“海部ハナさん”が雨に濡れそぼって縮んだ布に出来た凹凸をヒントに苦心研究の末考案したといいます。経糸(たていと)の張力差を利用して独自のシボを出すのが特徴で、昭和53年には、阿波藍を使った「阿波正藍しじら織」が国の伝統工芸品として経済産業大臣の指定を受けています。

地域の織物を用いてつくる「大工の手」。
日本各地の伝統を受け継いだ魅力的な織物を取り入れて、新たな協働のかたちとして生まれゆく家具たちに、ぜひご期待ください。

 

■株式会社 山田工務店
ー 徳島で木の家を建てる ー
http://www.shikinoie.co.jp/

■detail
「大工の手」
・製  品:KM.48 / taruki-cushion stool
・デザイン:Koizumi studio 小泉誠
・製  作:山田工務店+大工

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